1021年12月 討伐:大江山

少年の果て。


イツ花
イツ花

あっ、やっと帰ってきましたネ! 夏来様、ここ連日夜遊びが過ぎますよ! 今日も体中からお酒の匂いをプンプンさせてるし! お酒の飲み過ぎは体に毒なんですからっ!!

夏来
夏来

………………僕の事は放っておいてくれないか、イツ花。今は出来るだけ家に居たくないんだ 

イツ花
イツ花

えっ、ちょっとお待ち下さい。どう言うことですか、夏来様?

夏来
夏来

………………………………

イツ花
イツ花

夏来様……あんなにお酒臭いのに、酔っ払ってない……???

夏来はすっかり己の人生に絶望中なご様子。
あまり家には居たくない、か。
そうだよなぁ……先月の事を思い出すのも辛いだろうからね……。

報世の「反逆」から一月過ぎて12月です。
もう1021年も年の瀬ですねぇ。

イツ花の「バーンとォ!!」も今月は何だかちょっぴり空回りに感じてしまいます。

当主の昴輝が年末商戦で忙しいらしいので、日常パートはプレイヤーの方でサクッと終わらせます。

新しい姿絵が入荷していたので購入しましょう。

昴輝の熱い姿絵語りは今月お休み。
聞けないとなるとちょっぴり寂しいっすね。

ではでは今月の予定に入りましょう。

イツ花さんがこんな弱気な事を言っていますが、それでも当家は今月大江山へ向かいます。
去年果たせなかった朱点童子への挑戦、そして高千穂家の悲願達成を果たすために。

……って事で、大江山に行くのは決まっているのですが、問題は討伐隊のメンバー選定ですね。
ここはマジで重要です。誰を連れて行こうか本当に悩みます。
出来れば今居る5人とも連れて行きたいけど、枠数的に無理なんだよなぁ。

討伐隊メンバーですが、一人は確定してます。冬郷です。
冬郷の特徴は「信条:初志貫徹」で、今居る一族の中では一番朱点童子打倒を望んでいます。
彼の望みを叶えるためにも、去年の悔しさを晴らすためにも、是非討伐隊の一人として連れて行ってあげたいのですよ。

冬郷
冬郷

去年はみすみす機会を逃してしまったからな! 今年こそはこの手で朱点童子を屠ってみせるぞ!!

昴輝
昴輝

冬郷さんはずっと朱点童子打倒を掲げていた人だから、オレもそうして欲しいって思ってるよ

真冬なのに冬郷は熱々に燃え滾ってます。いやぁもう、やる気満々ですね!
さて、残り三枠をどうするか……。

昴輝にはやっぱり現当主として討伐隊を率いて欲しい。

昴輝
昴輝

うーん、さすがに当主が年末商戦を理由に行かないのは許されないかなぁ? 今お店の方がすっごい注文入ってて皆大忙しなんだよね

……昴輝君さぁ。本職は武家なんだから、ソコの所は忘れないで下さいネ?

報世は竜神刀から繰り出す一撃が強いので、ダメージソースとして連れて行きたい。

報世
報世

昴輝が僕を指名してくれるのなら、喜んで力を尽くすよ

昴輝
昴輝

ありがとう報世! そう言って貰えて嬉しいよ!

報世
報世

面倒事はさっさと終わらせて、なるべく早くこの家とオサラバしてやりたいからな

……報世ってば相変わらず自分本位っすねぇ。
理由はどうであれ、朱点童子討伐に関しては名実共に信頼できる剣士なので、必ず期待に応えてくれる事でしょう。

夏来は唯一の円子・陽炎使いで、補助役として討伐隊には必須なのではと。
それに貫通攻撃は仁王戦で役立つからね!

夏来
夏来

………………………………

昴輝
昴輝

夏来……すっごいお酒臭いけど、大丈夫? もしかして二日酔い? 泉源氏いる??

いや、その、そういう事じゃなくて……って言っても昴輝は夏来の事情を知らないだろうからなぁ。

夏来のメンタル状態から考えると、報世と行動を共にさせるのは可哀想を通り越して非道だよなとは思います。
でも夏来強いからさ……居ないのはちょっと厳しい……だからと言って報世を外すのかと言われたら……ううむ悩ましい。

燈衣は初陣前だからこそ育てたい&戦勝点を稼ぎたいって気持ちがあります。
それに今なお討伐未経験はさすがにダメだよなと。

燈衣
燈衣

別にウチ、行かなくてもええんけどね? 戦いたい訳やないし。それに、こういう大層なのはやりたい人にやらせてあげればええんやない?

昴輝
昴輝

それ、冬郷さんが聞いたらすっごい怒るよ?

燈衣
燈衣

何言うてるの。あの人の前でこんな事言うわけあらへんって。触らぬ冬郷サンに祟りなし、や

昴輝
昴輝

そっか、だったら良かった!

いや全然良くないです。
君達親子……いや君達の系統はホント本職を軽視しがちだよね??

討伐隊選び、本当に悩ましいです。
でも散々悩んだ末に決めました。コチラになります。

冬郷、昴輝、報世、夏来の4人です。
燈衣の討伐未経験期間が更に長くなってしまうけれど、やはり大江山越えには万全を期したい。
それによく考えたら今回大江山討伐出来るの1ヶ月しかないのに、ボス戦3つ駆け抜けないといけなかったんですよ。
そうなると道中で十分燈衣を育成する余裕が無いかもしれないからね。

夏来には申し訳無いのですが、是非ともご同行をお願いします。
高千穂家にとっては大切な一月。貴方の力はこの討伐にはどうしても必要なのです。
どうかプレイヤーの為に耐えて下さい、お願いします。

そんな訳で、行ってまいります、大江山!

黄川人が好き勝手言って悦に浸ってますが、今ウチの一族には君の話を聞いてる余裕のある子は居無いのですよ。
(冬郷:朱点童子を倒したくてウズウズ、昴輝:店が心配、報世:時間ロス面倒、夏来:人生に絶望中)
なので、早々にお暇させて頂きましょう。すまないね。

赤い火は無し。
道中の敵や宝箱は無視して、出来るだけ早く仁王門まで走り抜けましょう。

って事で仁王門に着きました。
ここまでの消費炎は一つ。かなり良い感じの進捗ではないかと。

早速仁王さん達とお手合わせです。

初手は冬郷。

思ったより冬郷の攻撃が通りづらいなぁ。

そこで思い出したのですが、そう言えば冬郷の得物である闇の光刃は火属性。
火属性にデバフが入る冬山に対して武器のチョイスを間違えたかも……と一瞬思いましたが、元の攻撃力が高いので、冬郷ならきっとどうにかしてくれるはずだよね!
(短絡的思考)

通常攻撃で押し切り勝利です。
途中昴輝が光無しで術を封印されてしまいましたが、脳筋戦法なので全く問題無し!

去年似たような光景を見たような気がしたのは気のせい……ではなかったみたいですハイ。

昴輝が光無しを受けた後に仙酔酒を進言したのが夏来のみだったのですが、そこからどれだけ冬郷と報世の二人が優しくない先に進みたがっているのかがよく判ると言うか。

さぁ、次に目指すのは朱点閣去る橋。
仁王門を潜り、再び爆走タイムです。


昴輝
昴輝

何コレ! 大江山の中に街がある!?

冬郷
冬郷

そう言えばお前達は来た事が無かったんだったな、大江山は

昴輝
昴輝

街の真ん中に大きい石碑も建ってるし……

(スクショ撮り忘れたので去年の画像を使っています)

昴輝
昴輝

って、うわっ! 何か怖い事書いてある!!

報世
報世

ねぇ夏来。君はどう考えているのかな、この異様な光景を

夏来
夏来

………………………………

報世
報世

あれ? どうしたんだい、夏来。ずっと黙ってばかりだけど……

冬郷
冬郷

お前達、雑談は討伐が終わった後にしろ。ホラ、さっさと先へと進むぞ!

夏来が無口なのは仕方ないとして、報世はなぁ……判ってて言ってるだろう状態。
完全に調子に乗ってるでしょ。あざといなぁ。

あっという間に朱点閣去る橋に着きました。
消費した炎の数は合計2つ。意外とあっさりここまで進みましたね。

スクショタイミングが悪過ぎてやる気のない石猿 田衛門さんとの対戦です。

本当はこれ位に激しく叫んでくれています。

スロットで朱ノ首輪が当たりました。石猿 田衛門さん解放決定です。

片鎌八角槍は普通に欲しかったので嬉しいです。
(店で買え)
関係無いけど片鎌八角槍ってとっても語呂が良いというか、ついつい声に出して言いたくなるのはプレイヤーだけですか?
何か良いんだよねー、カタカマハッカクヤリ!

そしてこの時、何気ないこの一枚のスクショが後になって大変な出来事を産む切っ掛けになるとは誰も予想していなかったのでした……。

夏来が報世に有寿ノ宝鏡を使おうと進言してきた意味をどう捉えるか……。

石猿 田衛門さんとの戦いで撮ったスクショは以上です、お疲れ様でした!

……と言うのは余りにも酷過ぎるので、少し解説を。
と言っても、要は脳筋戦法です。全員得物を振るうだけ。
戦闘順は冬郷→昴輝→夏来→報世→昴輝で、通常攻撃から五手で詰み、でした。
勝因は冬郷の闇の光刃です。そう言えば石猿 田衛門さんは火属性攻撃に弱かったんだった。

奉納点あざすです!
片鎌八角槍もあざすです!!
一応夏来は属性武器の笹ノ葉丸を装備しているのですが、場合によっては通常武器の方が攻撃が効くので、コレがあるととってもありがたいのです。
何せこのプレイヤー、今これだけ「通常武器も重要だ」って語ってるのに、槍の通常武器を持ってくるのを忘れてたからね!
(仁王戦の時に夏来の攻撃が通りづらくて変えようと思った時に気付いた)

報世以外がレベルアップ。
夏来の心の火、心の土の上がり具合に今更ながら「おおぅ……」と思ってしまうプレイヤー。
心の中が大炎上中なのに頑張って耐えてるんだね……ゴメン夏来。

石猿 田衛門さんも無事解放されました。
よく見てみるとSDガ○ダムみたいな顔して可愛いんだね、田衛門さん。

道中の露払いがプレイヤーが思っていたよりも早く終わってしまったので、残り炎が1つになるまでクリスマスチキン狩り奉納点稼ぎをしようと思います。
この間は特に戦果はないので、プレイヤーが気になったところをザッピングします。
(討伐順不同です)

報世がレベルアップ。
皆と同じタイミングでレベルアップしなかった所に報世っぽさが出てる気がする。
そして燃え上がる炎の素質……多分時間潰しにお怒り中なんだろうなと。
心の風が0成長なのは、上がらないのではなく気が逸りすぎて数値がオーバーフローしたんだと思うんだ。

手番になると報世に有寿ノ宝鏡を向けたがる夏来……ナンカコワイヨ。

対する報世は目の前の敵を倒すことしか考えてない。
(さっさと終わらせたい的な意味で)

冬郷は満遍なく皆に鏡を向けたいらしい。

昴輝のレベルアップ2回目。
……既に青年期だというのに技の数値が上がってないよね? 何で?

残り炎が1つになったので、朱点閣へと突入します。

ようやく朱点童子と相まみえました。

プレイヤーはこの時の朱点童子の発言は諸事情を知っていた上での狂言ではないかと思っています。
丁度一年前の閑話もこの認識を前提に作成しました)
でも、最後の台詞は絶対この鬼の本心からの叫びだよなと思う訳で。
誰に向かって言ってるのか気になる所。

俺屍作中でもかなり好きな台詞の一つです。

とうとうやってきました、朱点童子戦。
戦勝点2倍はありがたい。

そういや今この作業中に気付いたんですが、朱点童子の両手両足って四神のカラーリングを模しているんですね。
ふふん、ウチの討伐メンバーだって何気に瞳の色が4色揃っているんだぜ!
(そこ張り合うところ??)

初手は冬郷。
早く朱点童子を叩きのめしたいと思う心を抑えて、結界印で回避率を上げていきます。
リメイク版になって回避率向上効果は落ちていますが、備えあれば憂いなしです。
ガンガン積んでいきましょう。

夏来が習得した陽炎のありがたさ。
持ち込む結界印の数が最小で済むのは本当に助かります。

結界印と陽炎を重ねている最中に朱点童子からヒップアタックを食らってしまったので、大急ぎで回復です。
冬郷がお地母を進言してくれていましたが、それでは回復が追いつかないので、冬郷が自身にお雫、昴輝が報世にお雫をそれぞれかけて貰います。

お雫で150前後の回復。やっぱり朱点童子戦でお雫だと回復の面でキツいなぁ。

回復はこれ位にして、再びバフのターンです。
今度は報世に武人を重ね掛けしていきましょう。
やはり現在の高千穂家で一番のダメージソースなのが報世なので、彼の一刀両断に期待です。

二連続で報世のターン。ここは攻撃をしてもらいましょう。
とはいえまだ武人1回なので、ダメージ数はそこそこでしたが。
(スクショは無いけど確かそんな記憶)

ここで朱点童子が力溜め。この状態で攻撃を食らったらヤバいです。回復せねば!

まるで朱点童子の行動を読んでいたかのように夏来のターンが。
夏来っ!回復お願いねっ!!

夏来のお地母は他の子達よりも回復量が多いので助かります。
伊達に「高千穂家のスーパーアシスト」の異名を持ってる訳じゃないね!
(あ、プレイヤーもその異名今初めて聞いたよ! だって今書いてる時に思い付いたんだもん!)

直後に朱点童子の攻撃が報世に行ったので、昴輝には大急ぎで回復をお願いします。

冬郷には報世に武人を。少しでもタイミングがあれば武人の重ねを狙っていきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: oreshika_0521.jpeg

とにかく報世は攻撃を。少しでも朱点童子の体力を削っておかなきゃ。
武人を2回重ねたお陰か、普通に攻撃が入るようになってきました。

うわやっべぇ! また力溜めっすか!
これでまた報世に食らったら今後の攻撃順によってはかなーり危険なんですけど!!

それでも武人の重ねを優先するプレイヤー。
いやでも多分ここは昴輝の野生の勘がそうさせたのでしょう。

冬郷も昴輝に習って武人の重ね掛け。
本当は冬郷自身が薙刀を振るいたいって気持ちが大きいだろうけど、状況はしっかり見てくれています。
さすがは最年長!!

夏来には円子で報世の体力を全快して貰いましょう。
朱点童子戦で円子の存在は本当にありがたい!

仲間からの支援を受け、とにかく朱点童子を斬りまくる報世。
与ダメージ量もかなり大きくなってます。行ける行ける!!

ここで冬郷がナイス回避!
コレは確実に流れはコチラに来てますね!!

そして手番は昴輝です。
ここでプレイヤーは企んでしまいました。
そろそろ朱点童子の体力も少なくなってきている所じゃないかなって思いましてね……。

コレですよコレ。当主の指輪!
源太パパンにココは決めて貰いたいって思ってしまったのですよ。
朱点童子に対しては直接禍根がありますから、ここはもうパパンに是非お願いするっきゃないっしょ!

行けっ、夢とロマンのパパンストラッシュ!!!

(与ダメージ数が足りてるかドツドキしてるプレイヤー)

……おっ?

おおおおお???

やったー! ちゃんと計算合ってたぞーーー!!!
(頑張って与ダメージを推測で計算していたプレイヤー)

……もとい。
朱点童子倒したどーーーーー!!!!!

皆一気にレベルアップ……はしませんでした、ちょっと前にレベルアップしたばかりの昴輝以外はレベルアップしました。
ああ、燦然と輝く報世の心の風0上昇が眩しいわ……。

と言う訳で、無事朱点童子打倒を果たし、高千穂家はその宿命から放たれたのでした。
ああ、めでたしめでたし。


……で、終わる訳は無いですよね。

はい、鏡を割ってしまいました。
ここで本当の「宿敵」が登場し、高千穂家の物語も後半戦へと突入するのでした。
ああ、何と言うことだ。

朱点童子討伐後……