休題:天界について(入門編)

住めば都のユートピア?

そろそろ天界編も新しいターンに入る頃合いと言う事もあるので、今回は天界に関して現時点での設定を纏めてみました。
天界に関してはもう少し早く休題として取り扱うべきだったなぁと思っていますが、いつ作ろうか考えているうちにタイミングを逃しまくって今になっております。
今回は入門編と言う事で現時点で決まっている設定を纏めまして、今後増えていくであろう設定等々についてはまた後日に別の休題で纏めて行ければなと思っています。

なお俺屍のゲーム中では天界の情報は殆ど出てこないので、この辺はプレイヤーの妄想と独自設定のオンパレードになっています。
もしかしたらコレは違うだろうって思われる内容もあるかもですが、その辺りは一族の数だけ天界の設定があると言うことでご容赦下さい。

では、どうぞ!

天界全体の設定

俺屍のゲーム内で語られている天界に関して、今のところの高千穂家の進行具合で判っていることを羅列すると、こんな感じですね。

・神様がいる
・天界のトップが太照天 昼子様
・人間の姿をしていない神様もいる
・地上に干渉できる(するかしないかは天界内でも意見が二分している)
・不在の神様が多い

……と言った所でしょうか??

この辺の「公式設定」をベースに、プレイヤーが好き勝手に肉付けした内容が下記になります。

天界はそれ自体が一つの世界です

まず前提条件として、天界は地上とは別の世界として確立されています。
高千穂一族にとっては「死後の世界」と言う認識になっていますが、実際は「人間が死んだ後に訪れる世界」ではありません。
(高千穂一族以外、例えば京の町の方々がお亡くなりになった時にどうなるかについては特に決めていません)
いわゆる異世界だと思って頂ければよいのかなと。

種属は二種類

天界に居る人達をものすっごく大雑把に分けると二種類です。
一つは神族。つまり俺屍に出てくる神様ですね。
もう一つは人族。これはそれぞれの世界に住んでいる人達の事で、神族との違いはこれまた大雑把に分けると「神格を持っているか否か」です。

神族と人族の関係は普通……と言うか現代における金持ちと一般市民みたいな関係ですね。
お互いが「所詮世界が違う人だからなー」って思ってる。
気が遠くなる位の遠い昔にお互い色々あった末に決まった相互不介入というか、お互い協力はするけど口出しはしないって関係性が自然に構築されているんじゃないのかなと。
(その辺の事情から神族側に「地上不介入」の一派がいるのかなと)

ただ、世界ごとに神族と人族の関係性は違っていて。
例えば稲荷ノ狐次郎様が居る世界は神族と人族は結構仲が良く、口は悪いけど以外とお節介な神様が人族のために色々動いたりしているみたいですヨ?

色んな世界が存在しています

天界と一口に言っていますが、実は複数の世界群を総称して天界と呼んでいます。
世界ごとに各々独自の文化が形成されていて、その世界観を破壊するような行為は全面的に禁止されています。
現代京都の中心地に近代的な高層ビルを立てるのが条例で禁止されているのと同じような感覚なのかなと。

自力での世界間の移動は神族は可能ですが人族には出来ません。どうやら世界間の移動は神族だけが持つ特殊能力みたいです。
人族の世界間「移動」は許可制で、別世界への「買い物」や「旅行」や「短期滞在」だったら問題なく出来ます。
それと人族は同世界内での転居なら可能ですが、世界を跨いでの「異動(転出、転入)」は禁止されています。
天界でも過疎や限界集落問題があったのかな?

今のところ天界編で存在が確認出来ているのは、よく出てくる暗い場所(往来の間)、高千穂家がある世界、稲荷ノ狐次郎様が居る花街のある世界、東風吹姫様が居る世界、愛染院 明丸様が永環を連れて行った花畑の世界、火車丸様がシュークリームを買いに行った世界、水の女神様達が集まっていた神族が集まる世界、かな?
これらの世界群の長として君臨しているのが太照天 昼子様ですネ☆

他にも色んな世界が出てきているような気はしますが、プレイヤー自身も把握しきれてません。
そして多分今後もいっぱい出てくると思う。

天界の文明水準について

天界の文明水準はとても高レベルです。
少なくてもこのプレイ記の制作時点における現代の文明水準を遥かに凌ぐ高さ、という設定になっています。
世界の維持統制管理はAIが行っており、それぞれの世界に則した環境を人々に提供しています。
それと「お金」の概念が無く、殆どの物品やサービスは望めば自由に手に入るので、価値観や道徳概念も現代とは随分違っています。

先に書いた人族の世界間移動についてもAIが統制しています。統制……といっても余程の事が無い限りは即効許可されてすぐに世界間移動できますが。
不許可になるとしたら罪を犯しての逃亡とか当人が体調不良でAIから止められたとか、恐らくそれ位かと。

そういった社会システムのため、人々は基本的に働いていません。
まれに職人気質だったり、変わり者だったり、目的があって労働のようなことをしている人たちもいます。
こういう場合の対価はお金以外の何かになってます。
先の例に挙げたシュークリームのお店の場合は、お客様が喜ぶ顔を直接見ることが出来るのを自分達への対価だと思っているっぽいですね。

自分がやりたい事、好きなことをして生きていくことができる、プレイヤーからすれば夢のような世界だよなぁ。
(多少のディストピア臭はありますが)

神族の神格とは?

神格というのはぶっちゃけ神様の番付です。
前述のAIによってあらゆる方面から判定し割り出された神様ごとの評価点ですね。
俺屍ゲーム内では「奉納点」という名前で表現されています。
神様にはそれぞれ「神力」と呼ばれる特殊能力を持っていまして、それが評価点に大きく影響するらしいとの事。

神格の高さ=その神様の偉さとなり、上下関係はしっかり決まっています。
神族達は神格が一番高い太照天 昼子様をリーダーとしたトップダウンの組織なので、格上の神様が言う事は絶対です。
全く困った話だよな、と。
(何のことかは敢えて書きませんが)

神格はずっと変わりません。評価点は増えもしなければ減りもしません。未来永劫フォーエバー。
……と言うのがつい最近までの定説だったのですが、高千穂一族との交神で神格の向上が確認されて以降は神様達の間でアイデンティティのクライシスが起こっているみたいです。

いくら仲のいい神様同士でも公の場では神格が低い方の神様が相手に対して謙譲します。
例えば閑話でもよく出てくる火車丸様と鳳あすか様の二柱ですが、当初は鳳あすか様の方が神格が上だったので公式の場では火車丸様の方が遜っていました。
でも火車丸様が交神で神格を上げたので、その後は鳳あすか様が遜っていて火車丸様が居心地悪そうにしているらしいって話ですヨ?
まぁこの二人の場合は以前から上辺だけの上下関係だったので問題はないのですが、交神が原因で神様達の間でも色々あったとかなかったとか。

先ほどの文明水準の話では「天界の人たちは基本働かない」と書いていましたが、神様は違います。
いくつかある世界の管理や調停、その他にも世界同士の調整等々を手分けして行っています。
AIでは裁ききれない事例への対応がメインなのでそんなに仕事は多くない……はずなのですが、どうやら稲荷ノ狐次郎様はよく頼まれごととかされていて結構忙しくされてるみたいですねぇ。

要は面倒事を押しつけられているって話なので、人族の中には「神族じゃなくてよかった」なんて思ってる人も少なくはないらしい。
特殊能力を持っているのも善し悪しだなぁ。

天界の衣食住

天界の高千穂家でも「いきなり家が地上における改築後の状態に変化した」とか、「突然電子機器が増えた」とか、「道場に高額の追加施設が導入された」とか、そういう事がありましたが、それらは全てAIから作り出されています。
何でも天界にはホログラムが具現化するテクノロジーがあるらしく、望んだものを一瞬で作り出してくれるらしいのですよ。
物品だけでなく食材や衣類に医薬品など、ありとあらゆるモノを高品質作ってくれる優れものです。それも無料で。
なんて羨ましい事だ。

ただし、欲しいものを本人が認識していないと作れないという制約があるので、望んだ本人がよく知らないモノは作り出せません。
ちゃんと下調べをしてから注文しましょう。

「世界観を著しく破壊するモノ」も作れません。
室内やちょっとしたエクステリアとして楽しむ程度なら問題ないけど、周囲から浮くような建築物はさすがにダメって言われます。
(但し、高千穂家のある世界については今のところ特に制限はないそうです)

また、モノによっては権利者が他人が作成するを拒否しているものもあります。
例えば、火車丸様の持ってきたシュークリームはお店が独自の手法で作り上げた権利物なので、残念ながらAIは作ってくれません。
ちゃんとお店で購入(?)して食べましょう。

そもそもAIって何?

天界において住人達のニーズに応えつつ、快適で安全な環境を維持し、問題が起こった時は即座に解決してくれる、そんな便利な何かです。
複数の世界のインフラ部分をセキュアでタイムラグ無しに賄っています。
具体的にこういうモノですとは言えません。そのそもモノなのかすら判りません。
プレイヤーは便宜上「AI」と表記していますが、AIなのかプレイヤーにすら判りません。

誰もよく判らない何かだけど、取り敢えず正常に動いていると思われる、そんな何かです。
これ以上は本当によく判りません。誰も知らないのです。

天界における高千穂家の現状まとめ

天界側の高千穂家なのですが、巡流が来た当初は初期の地上と殆ど変わらない設備・環境だったのですが、今では現代よりもハイテクな生活を送っている模様です。
基本的に天界での約束事さえ守っていれば何をしてもいいみたい、との事。

家の中はハイテクでも家の周囲が野原なのはずっと変わらず。どうやら日帰りできる範疇は見えるところはほぼ野原らしい。
遠くに山が見えるけど、そこまではさすがに行っていないみたいですね。
家の近くに川や森林があり、たまにそこまで魚や木の実・果実を取りに行くことがあるらしいのですが、虫や魚や鳥・小動物は居ても、人を襲いそうな鬼や獰猛な動物は見たことがないそうです。

高千穂家だと物品等に関しては永環と命音が家族の希望を取りまとめてから注文すると翌日到着する(出来上がってる)仕様ですが、AI側では別にそういう制限はかかっていません。
あまりに無茶苦茶やる某親子への対策のために講じられた高千穂家の独自ルールです。
そりゃ家中の調度品を勝手に変えまくったり、家に不気味なモノを持ち込もうとするからねぇ。

それに高千穂家の人々は(某親子以外)天界のAIをあまり理解していません。
そういう実情もあり、この制約は彼らが自分の居る環境を受け入れるためのクッション材替わりになっているのかも。

現時点で高千穂家に居る一族の、それぞれの現状は下記の通りです。

巡流→自分探し中の縁側ニート(酷い)
永環→みんなのお母さん。望んだ生活を送り幸せ実感中。
信武→稲荷ノ狐次郎様の世界で占い師をしつつ、天界を調査中。
命音→家事手伝い。最近は野菜や果物の自家栽培に凝っている。
初瀬→基本ニート。主に美容関係の勉強中。
逢瀬→基本ニート。家でやってることはフィットネスジムのトレーナーと同じ。
茜葎→稲荷ノ狐次郎様を巻き込んで新しい事業を興し、日々充実した商人生活を謳歌中。

何というか……信武系統以外はほぼニーt(自主規制)
まぁでもこれからですよ、彼らの未来は。うん。