1021年4月 交神

あんなに一緒だったのに……なぁ。

※1019年11月は命音交神で休養

※1020年10月は命音と雪衣の親子出陣を叶える為に休養

※1021年1月以降は討伐隊勇退の為、基本的に休養。

逢瀬は初陣以降、一年半も第一線で活躍してくれました。
現時点で最長寿、俺屍一族の男子としても二番目に長い寿命です。
一族初の弓使いとして、そして信武や命音の勇退後は年長の隊長として、一族を後列から支え見守っててくれていました。
きっと皆、逢瀬が後ろに居てくれることがとても心強かったんじゃないかなと思っています。

来訪時の特徴で「愛称:かかし」を引き当ててきたり、暴れまくりな家族に対しツッコミ役を一手に担ったり、ラノベカルテットの隊長として振り回されまくったりと散々弄られて来ましたが、逢瀬が居ることで場が成り立つ事も多く、今となっては「もし信武世代に逢瀬が居なかったらどうなっていただろうか……」なんて思います。

そして、何と言っても高千穂家初の双子として、初瀬との関係は外せません。
この二人はいつも一緒でした。
生まれたのも、高千穂家への来訪も、訓練も、初陣も、そして勇退したのも同時です。

生涯獲得戦勝点は、お揃いの8393点で現時点では堂々の同率二位。
だからきっと死ぬまで一緒……同時逝去なんだろうって思い込んでいました。
きっと家族達も、初瀬も、逢瀬自身もそう思っていた事でしょう。

初瀬
初瀬

嫌だよ逢瀬……先に居なくなっちゃうなんて……行かないでよ……

逢瀬
逢瀬

……ちょっとだけ早く出掛けて、初瀬が安心して来られるよう露払いをしに行くだけだ

初瀬
初瀬

アタシ達、今までずっと一緒だったんだよ? 一緒じゃなきゃ嫌だよ……置いていかないでよ……

逢瀬
逢瀬

泣くな初瀬。お前に泣き顔は似合わない。お願いだから笑ってくれ

双子の別離を思うとマジ泣き状態です。
そんな場面で出た彼の、最期の言葉がコチラでした。

……正直に言います。
最初に見た時の感想は「よりにもよってソレかよコノヤロー!!!!」でした。
実はこの遺言、逢瀬で引きたくなかった遺言ナンバーワンだったんですよ。
(内容が嫌なのでは無く、それ位にプレイヤーには扱いきれない遺言だったと言う意味合いです)
なのに何故引いてしまったのか……逢瀬の意地悪さん……さっきまで出てた涙も颯爽と引っ込んじゃうよ……。

逢瀬は最初から最後まで、設定的な意味で悩ませてくれる子でした。
当初想定した性格の通りに動いてくれないし、ボディーメイカーやらリーゼントやら突飛な設定を突然ぶっ込んでくるし、交神相手も次世代三人より高い相手を指名してくるし。

(あ、こんな所で出すのも何なのですが、逢瀬の髪型は角刈りではなくネオリーゼント系です)

でも不思議なことに、これらのプレイヤーからすれば突飛すぎる無茶振りは、最終的には収まるところに収まってくれたんですよね。
この遺言も、逢瀬の締めを考えなければいけないタイミングで、ようやく理解しきる事が出来ました。

逢瀬は家族に、とりわけ初瀬に笑顔でいて欲しかった。
ただそれだけなんだろうな。
その為に柄でも無く、それも最後の最後に冗談をかましてくれたんだろうな、と。

そう考えると、この遺言も案外逢瀬らしいなぁ……と思えてきまして。
今ではこの遺言以外はあり得ない、なんて無責任な事をプレイヤーは言い出しております。

逢瀬の望む通り、笑顔で見送ろうと思います。
バーンとぉ!!いってらっしゃい、逢瀬。