1020年8月 当主交代

二代目→三代目

さて、当主交代のターンに入ってしまいました。

今回対象となるのはこの方々。
前回とは違い、対象者が多いです。

高千穂一族にとって、この三代目当主の選出はかなり悩ましいものでした。
「誰にするのか」に加えて「今後の当主選出基準をどうするのか」も同時に考えないといけなかったので。
ここでのチョイスが今後の当主選出に影響を及ぼす事や、時期的にも本格的に大江山討伐が近付いている事もあり、本当に悩みました。

「一番当主職をこなす」という観点では、命音が一番でしょう。
彼はもう既に高千穂一族の副当主みたいな存在ですから。

「今後討伐メンバーを率いる」という意味では、逢瀬も相応しいでしょう。
選考試合でも隊長として立派に高千穂家に優勝をもたらしてくれた実力もあります。

「信武の路線を引き継ぐ」なら、初瀬もアリですね。
ただし今後どうなっていくか全く想像つかないのですが。
それもまた面白い日々になりそうで、後を託す信武が一番喜びそうな気がします。

……けれど、信武の兄弟から当主を選ぶのは止めました。
きっと信武はこの3人からは選ばないと思います。
新しい高千穂家を作り出すであろう、次世代の3人から選ぶのではないかと、そう思うのです。

信武の娘である茜葎。

命音の娘である雪衣。

逢瀬の息子である冬郷。

それぞれユニークな性質を持っています。

茜葎が当主職を継いだ場合は……高千穂家が廻船問屋になりそうな気がしますね。
彼女に当主の指輪が渡ったらどう使い出すのか、正直想像もつきません。
行く先が怖いけど、ある意味面白そうではある。でも怖い。
それと、茜葎が当主職を継いだ場合、今後の当主選出基準に「長男家(信武系統)が当主を継ぐ」という制約も生まれてくるやも。
でも、そういうのもアリよね。プレイヤーとしては選出が楽になるし。

雪衣が当主になったら、どうなるんだろう?
全然想像つかない。
特徴である「風評:無愛想」もあって大人しい雰囲気というか、黙々と当主の役目をこなしていきそうな気はします。
多分、一番無難な選択でしょう。
でも無難すぎて正直面白い展開が思い付かない。

冬郷が当主に選ばれたら、これはもう朱点童子打倒へ一直線になりそうな予感。
ある意味正しい道なんだけどね。
一番フレッシュな立ち位置って事もあるので、今後の成長具合によっては確変が起きそうな可能性があるかも。

……とまぁ、色々と案やその後の展開予想を思い浮かべていたのですが、はっきり言って決め手が無い。
ホント悩みました。
多分、今まで俺屍をプレイしていて当主選出の中で一番悩んだのではないのかなと。
だってあの信武の後継者だよ?どうするよ??

リアルタイムで数日悩んだ末に出した結果は、こうなりました。

雪衣を選びました。
選定基準は、ぶっちゃけ消去法です。
次世代のうち二人、茜葎と冬郷のベクトルが真反対過ぎて、どちらが当主になっても一波乱がある事は想像し易い訳で。
ならば、二人の間でバランサーとなってくれそうな雪衣に当主をお願いした方がよいのでは、と思ったのです。

正直な話、来訪時は「この子(雪衣)は当主に向かないよな……」と思っていました。
でも、現時点でこの高千穂家を率いる……と言うよりも繋いで行けるのは彼女だけな気がします。
一族のバランサーとして、絆の結び目として、しっかりと手綱を引いてやって下さい。

これからよろしくおねがいします。
高千穂 巡流 雪衣 殿。