休題:当主の指輪について(入門編)

ただの指輪じゃないのです。

突然現れる不定期企画、プレイヤーによる高千穂一族解説の時間です。
今回のお題は「当主の指輪」について。
俺屍プレイ記において独自の特色が出せる部分の一つなので、高千穂一族でも色々と設定を盛り込んでおります。
それについて、今現在出せる(と言うか決まっている)部分を語らせて頂こうかなと。

当主の指輪については、1019年11月のプレイ記で信武が少し話をしていました。
この部分は閑話にしてもっと深く掘り下げる予定だったのですが、作画スピードの問題で諦めまして、結果この形を取っております。
漫画の方がプレイ記を見ている分には読みやすいのかなーと言う葛藤はありますが、そこに拘ると平気で半年とか更新期間が空いてしまうので……ねぇ……。
(実際半年程更新をしていなかった事に対する言い訳)

以降、本編と天界編両方の情報を出していきますので、その点はご了承の程を。
(出来る限りどちらの情報なのか判るようには記述します)
それでは始めましょう!

当主の指輪に関する前提知識

まず最初に、高千穂一族における当主の指輪がどういう物なのかをさらっと説明します。

当主の指輪は、閑話:もう一つの系譜でお地母ノ木実様が語っていた通り、元々は源太・お輪夫婦の結婚指輪です。
なので一対(二つ)存在しています。
1019年11月現在では、一つは地上側で信武が、もう一つは天界側で巡流が付けていますね。
この指輪は、巡流にとっては両親の形見である為、天界側から一族に返却されたと言う形になります。

地上側の指輪が源太が付けていた指輪で、巡流が地上に来る前にお地母ノ木実様から手渡されています。
天界側の指輪がお輪が付けていた指輪。こちらは上記の閑話でも出てきていますが、巡流が天界に来た時にお地母ノ木実様から手渡されております。

二つの指輪はそれぞれ同じ機能を有しており、源太・お輪夫婦もそれを駆使して大江山の際奥まで突撃しておりました。
指輪は例の悲劇の後、天界側が回収して今に至るって訳で。

指輪の持つ機能については天界側も把握していて、その上で「高千穂一族の為に役立つって言うならぁ、それでイイじゃないですかー☆」ってな感じで構えておられるご様子です。
(そんなテキトーでいいのか神様)

指輪の外観について

当主の指輪は、細めのアームに3mm位の石がついてる、非常に簡素なデザインです。
二つともデザインは同じですが、付いている石の色が違います。
地上側の指輪は縹色、天界側の指輪は紫色ですね。
一族の装束が紫-縹なのは、ここから来ています。
(装束の色自体はゲーム開始当時に「普段選ばない色を選ぶぜー」といったノリで選んでいるので、これらは後付け設定だったり)

石の種類は水晶のような物で、石の形は丸。私が描くと単に丸い石ころにしか見えませんが、本当はもっと綺麗に整形されていて、透明度が高い綺麗な石なんです……画力……。

指輪サイズについてはアームの素材が特殊らしく、付ける人の指にリングサイズを自動調節してくれるみたいです。
故に、比較的幼年期に当主職を継いだ信武が、成長した今でも同じ指に指輪を付け続けられている訳ですね。
(とっても便利設定)

地上側の指輪は右手人差し指、天界側は左手小指にそれぞれ付けています。
右手人差し指の指輪は「指導者の方や物事を達成したい時に力を与えてくれる」もので、左手小指の指輪は「願いを叶えてくれる力を与えてくれる」もの。
これは二つの指輪を渡す役目を負ったお地母ノ木実様の、高千穂一族に対する心遣いですね。

なお、指輪は着脱可能で他の一族や京の町の人達も普通に付けられます。
以降に書く指輪の能力も他の人達でも使えてしまうので、取扱注意。
なので当主は基本指輪は付けっぱなしにしています。
(巡流や信武は、就寝時だったり入浴時にも身に付けてます)

当主の指輪の能力

高千穂一族の当主の指輪は色々な能力を有しています。
それらを順を追って紹介しますね。

指輪装着者の能力値向上

心・技の能力値を嵩上げしてくれます。
コレはゲーム内の福効果に準拠。

ある程度ゲームが進むと福効果がある意味呪い効果になるという謎仕様。

源太召喚

みんな大好き、パパンストラッシュ。
(誰が「パパンストラッシュ」って言い出したのか知らないけどナイスネーミングだよなぁ)
ゲーム序盤ではとても役に立ってくれる、一討伐一回っきりの一掃役です。

パパンの攻撃は多分「源太両断殺」なんだろうなーと思っていますが、この奥義って一族が使う場合は対象が敵一体なんだよね。
何で奥義が強化されているのよパパン。

各種検索機能

高千穂一族における、当主の指輪が持つ機能のキモ部分ですね。
色んな物事を検索・表示をしてくれます。

俺屍プレイヤーがよく見てる、ステータス画面に出てくる情報を調べる事が出来ます。
ゲーム内で確認出来る内容は、ほぼ確認可能。
他にも、指輪装着者が知りたい情報を可能な限り検索して表示したりもしてくれます。
京の復興状況から厨の戸棚に入っているお菓子の在庫状況も指輪で調べれば一発です。

イメージとしては、指輪装着者の目の前にマッピング画面が映っているような状態で、手や視線や首の動き等に反応して画面が遷移したり情報が切り替わったりします。
情報解析機能がついたVR機器みたいな感じを想像して頂ければな、と。
見えているのは指輪装着者だけなので、操作中の姿を他の人が見ると何してるのかさっぱり判りません。

討伐時においても指輪は大活躍。
各種ステータス画面は勿論、戦闘時に鬼の名前を表示してくれたり、鬼から何が貰えそうかスロット形式で教えてくれたり、戦闘パーティーがどんな行動を望んでいるのかを三案位予測したりしてくれます。

そんなお役立ち機能満載な指輪でも出来ない事もあります。
「予測」は出来ても「予知」は出来ないって事ですね。
例えば、他の一族が今何を考えているのか、厨を任されているイツ花や命音が動き出していない時間帯に今日の夕餉は何なのか等を調べる事は出来ません。
あくまで取り扱うのは事実のみ。
1019年11月のプレイ記内で、信武が「さすがにソコまでは指輪コレじゃワカンネーか」と言ったのは、この事を指しています。

指輪は今までの情報を溜め込み、その時に必要だと思われる情報を当主に見せてくれる。
でもあくまで判断を下すのは当主その人。
当主が決めた物事や、それに関連した他の人々の行動や出来事を指輪は情報として蓄積し、今後に生かす形で見せていく。
うん、ホントに便利な物だねこの指輪。

その他

当主の指輪については、恐らく後付けで色んな設定が付け加えられると思いますが、その都度こういった形で(恐らく休題として)発表していこうかなと思っています。

俺屍は全般的にユーザが考える余白が大きくて妄想が捗りますよねー。